3月6日令和5年のメディカルビルでの花粉観測を開始しました。
シラカバ花粉(図)とハンノキ花粉は共に春に飛散しますが、ハンノキ花粉はシラカバよりも1ヶ月程度早い時期に飛びます。
タンパクが似ているので、シラカバ花粉症の患者さんはハンノキ花粉にも反応します。
くだものを食べた直後に口やのどが痒くなり腫れぼったくなる果物アレルギーを起こす方の中に、花粉症から誘発されるものがあります。これは花粉に含まれるタンパクとくだもの中のタンパクに共通した部分(交差抗原)がある際に起こるアレルギーの一種です。一般的な食物アレルギーは主に腸管粘膜において起こる即時型、遅発型、遅延型アレルギーでありますが、シラカバ花粉症に伴うものは口腔粘膜を主体とする即時型アレルギー反応です。症状は原因食物摂取30分以内に始まる口腔咽頭粘膜や口唇の異常感(掻痒感、ピリピリ感等)と浮腫状腫れが多いです。原因食物については、リンゴが最も多く、モモ、サクランボ、洋ナシなどのいずれもバラ科のくだものが圧倒的に多いのが特徴です。花粉症が進行しますと食べられなくなる品目も多くなり、豆乳などの大豆アレルギーも発症しアナフィラキシーショックなどの全身症状を伴うことが多いので要注意です。
日曜と祝祭日は休診です
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